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スニーカーで知られるニューバランスが、ゴルフウェアも出しています。ニューバランスゴルフという名前で展開されており、ゴルフショップでも見かける機会が増えました。

ただ、スニーカーのブランドがゴルフに何を持ち込んだのかは、見ただけでは分かりません。本記事では、ブランドの出自と参入の経緯、製品の性格、そしてどこで買えるのかを整理します。

ニューバランスはもともと何の会社か

ニューバランスの創業は1906年、米国マサチューセッツ州ボストンです。100年を超える歴史を持つ会社です。

出発点がスニーカーではないという点が重要です。アーチサポートインソールや、偏平足の矯正靴を作るメーカーとして始まりました。つまり足の構造を支えるための製品から入った会社ということになります。

社名の由来として語られているのが、ニワトリの足です。3本の爪で体のバランスを完璧に保っている、という発想から名前が付いたとされています。

この出自は、ゴルフ製品を見るときの手がかりになります。足を支えるという技術の蓄積がある会社だということです。歩行距離の長いゴルフでは、これが効いてくる部分です。

ゴルフへの参入は2017年

ニューバランスがゴルフカテゴリーに参入したのは、2017年の春夏シーズンからです。ブランドの歴史に比べると、ごく最近の展開ということになります。

日本での事業は、株式会社TSIが運営しています。ここが少し込み入っているところで、ニューバランスゴルフは「海外ブランドの日本法人が直接売っているもの」ではなく、日本のアパレル企業が手がけているという構図です。

同じTSIグループのゴルフアパレルには、次のブランドがあります。

ブランド 位置づけ
PEARLY GATES 基幹ブランド
MASTER BUNNY EDITION 競技系
Jack Bunny!! 低価格ライン
new balance golf 機能とシンプルさ

つまりニューバランスゴルフは、パーリーゲイツと同じ会社が展開しているということになります。並べて比べたときに、どちらを選ぶかという話になりやすいのはこのためです。パーリーゲイツについてはパーリーゲイツとはで扱っています。

製品の性格はどこにあるか

ニューバランスゴルフの特徴は、グローバルなアスレチックブランドとしての機能性と着心地を軸にしている点です。ゴルフ専業ブランドが装飾やブランドロゴで差をつけるのに対し、こちらは運動用品としての作りで押してきます。

デザインはシンプルでカジュアルな方向です。派手な柄や大きなロゴで主張するのではなく、形と素材で見せる作りになっています。ファッション感度の高い層からの支持が集まっているのは、この路線によるものです。

特に評価されているのはパンツです。足の構造を見てきた会社という出自を考えると、下半身の作りに強みが出るのは自然な流れといえます。

ゴルフのパンツは、見た目以上に条件が厳しい衣類です。アドレスでは深く前傾し、スイングでは腰が回り、カートの乗り降りで何度も座って立ちます。さらに傾斜地では足を大きく開いて構えることもあります。伸びない生地だと、この一連の動きのどこかで必ず引っかかります。逆に伸びるだけで形が崩れる生地だと、1日歩いたあとに膝が出たままになります。伸縮と形の保持を両立させる必要があるという点で、ゴルフのパンツは普段履きのものとは別の設計を求められます。

Golfer walking on a fairway seen from the knees down with golf shoes on grass, photorealistic, no te

ゴルフシューズに入っている技術

ウェアと並んで展開されているのがシューズです。説明されている技術要素を整理すると、次のようになります。

要素 役割
アウトソール ゴルフに最適化した高いグリップ
ナイロンシャンク ねじれを抑える
CRカウンター 安定性を高める
PUインソール クッション性

注目したいのはねじれを抑えるという要素です。ゴルフのスイングでは、下半身が回転しながら地面を踏み続けます。このときシューズがねじれてしまうと、力が逃げます。

安定性とクッション性が両方挙げられているのも、ゴルフの特性に沿っています。1ラウンドで10キロ近く歩くため、支えだけでなく衝撃の吸収も必要になるからです。

シューズ選びの基本的な考え方はゴルフシューズの選び方で解説しています。スパイクとスパイクレスの違いから押さえておくと、判断しやすくなります。

1ラウンドで足に何が起きているか

このブランドの出自が意味を持つ理由は、ゴルフという競技が足に与える負荷を考えると見えてきます。

18ホールを歩くと、移動距離は10キロ近くになります。カートに乗ったとしても、打つ場所とカートの間を往復するため、歩数はそれなりに積み上がります。しかも平坦ではありません。丘陵コースなら上り下りが続き、傾斜地では片足だけに体重が乗る時間が長くなります。

さらにゴルフには、その場で地面をねじるという動作が加わります。スイングのたびに下半身が回転し、足裏は地面を押し続けます。歩くだけのスポーツとも、走るスポーツとも違う負荷のかかり方です。ソールがねじれてしまうと、押した力が地面に伝わらずに逃げていきます。

この条件が揃うと、後半で差が出ます。前半は気にならなかった足の疲れが、15番を過ぎたあたりから集中力に影響し始めます。スコアが崩れる原因が技術ではなく疲労だった、ということは珍しくありません。

支えとクッションの両方が必要になるのは、こうした事情によるものです。固すぎると衝撃が溜まり、柔らかすぎると踏み込んだときに安定しません。どちらかではなく両方という要件は、歩行のための靴を長く作ってきた会社のほうが答えを持っていると考えられます。

逆にいえば、ウェアよりシューズから入るほうがブランドの性格を確かめやすいということです。見た目では分からない部分が、ラウンド後半の体感として返ってきます。

どういう人に向くか

ブランドの性格を踏まえると、合うのは次のような場合です。

  • 装飾を抑えたい:ロゴや柄で主張するウェアを避けたい
  • 動きやすさを優先したい:運動用品としての作りを重視する
  • パンツから揃えたい:評価が高い部分から入る
  • スニーカーでブランドを知っている:サイズ感の見当がつく

逆に向かないのは、ゴルフらしい華やかさを求める場合です。コンペや接待で装いを目立たせたいなら、ファッション性を軸にしたブランドのほうが目的に合います。

その方向で選ぶならビームスゴルフとはも比較対象になります。価格を抑えることが優先ならワークマンゴルフの実力で扱った選択肢もあります。

サイズ選びの注意

スニーカーでニューバランスを履いている人は、サイズ感の見当がつきやすいという利点があります。ただしウェアについては別の話になります。

  • 実寸を見る:S・M・Lの表記だけで決めず、身幅と着丈を確認する
  • 運営が日本企業である点:日本市場向けのサイズ展開になっている
  • スイングでの可動域:肩と背中が大きく動くため、その余裕を見る
  • 重ね着の予定:インナーやアウターを足す季節は、その分を見込む

シューズについては、スニーカーのサイズがそのまま当てはまるとは限りません。ゴルフシューズは中で足が動かないことが前提の作りなので、普段履きより締まった感覚になることがあります。

どこで買えるか

購入経路は複数あります。

  • ニューバランスの公式オンラインストア
  • 運営会社の公式通販サイト
  • ゴルフ用品の専門店・通販サイト
  • 一般の通販モール

シーズン品の入れ替わりは早く、欲しいサイズが後から出てこないこともあります。気になるものがあれば早めに確認しておくほうが確実です。

在庫や価格を横断して見るなら、楽天市場でニューバランスゴルフを探すやAmazonでニューバランスゴルフを探すから探せます。

ヴィクトリアゴルフで商品を探すでも、サイズやカテゴリで絞り込んで比較できます。

ニューバランスゴルフに関するQ&A

Q. ニューバランスはいつ創業した会社ですか?

A. 1906年、米国マサチューセッツ州ボストンです。アーチサポートインソールや矯正靴のメーカーとして始まりました。

Q. ゴルフにはいつ参入しましたか?

A. 2017年の春夏シーズンからです。

Q. 日本ではどこが運営していますか?

A. 株式会社TSIです。パーリーゲイツやJack Bunny!!と同じグループが手がけています。

Q. どんな特徴のウェアですか?

A. 機能性と着心地を軸にした、シンプルでカジュアルな作りです。特にパンツの評価が高くなっています。

Q. ゴルフシューズはどういう作りですか?

A. グリップの高いアウトソール、ねじれを抑えるナイロンシャンク、安定性を高めるCRカウンター、クッション性のあるPUインソールが使われています。

Q. スニーカーと同じサイズでいいですか?

A. ゴルフシューズは中で足が動かない前提の作りなので、普段履きより締まった感覚になることがあります。試着できるなら確認してください。

Q. どこで買えますか?

A. 公式オンラインストア、ゴルフ用品店、通販サイトなどで扱われています。

まとめ

  • ニューバランスは1906年にボストンで創業。矯正靴とインソールのメーカーが出発点
  • ゴルフカテゴリーへの参入は2017年春夏シーズンから
  • 日本での運営は株式会社TSI。パーリーゲイツやJack Bunny!!と同じグループ
  • 製品の軸は機能性と着心地。装飾を抑えたシンプルな作り
  • 特にパンツの評価が高い
  • シューズはねじれを抑える構造と、安定性・クッション性を両立させている
  • 華やかさを求めるならファッション系ブランドのほうが目的に合う

足を支える技術から始まった会社がゴルフに入ってきた、という見方をすると製品の性格がつかめます。歩く距離が長い競技なので、この出自は無関係ではありません。

まずはパンツかシューズから試して、合うと感じたら広げていく。この順序なら外しにくい選択になります。